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✔認可保育園と認可外保育園の違いってなに?知っておきたい予備知識

✔認可保育園と認可外保育園の違いってなに?知っておきたい予備知識

上記リンクよりご覧ください!

 

保育園は大きく分けて認可保育園と認可外保育園の2つがあります。

保育園と一括にされることが多いですが、2つでは保育を行う環境や保育士の働き方が異なります。

今回は、保育士を目指す人が知っておきたい、認可保育園と認可外保育園の違いについて解説していきます。

認可保育園と認可外保育園の違いとは?

2つの保育園を比較したときに最もわかりやすい違いは、厚生労働省が定める設置基準を満たしているかいないかです。

認可保育園

認可保育園

認可保育園は、厚生労働省が定める保育所の設置基準を満たしている施設です。

この基準とは、施設の広さや職員の人数、入所対象の子どもの年齢、給食設備の有無などが含まれます。

国と都道府県の認可がある保育園ですので、国から補助金が出る場合があり、保育料は各自治体に支払われます。

子どもの入園を希望する場合は、国が審査を行うため、ニュースなどで話題になることもある「保育園に落ちた」ということが起こるのが認可保育園です。

認可保育園のメリット

先程お伝えしたように、国から認可を受けると補助金が出るため、保育園の運営が安定します。

各自治体が定める保育料で運営されるため、保育料が比較的安く設定されている保育園も多く、入園を希望する保護者も多いです。

また、設置基準を満たしていることから最低限の保育の質は担保されているという部分も保護者にとってメリットです。

認可外保育園

認可外保育園

一方認可外保育園は、厚生労働省が定める保育所の基準を満たしていない施設です。

認可されていないからと言って違法なわけではなく、あくまで国が定める基準から外れている保育園のことです。

例えば、基準の広さに満たない小規模な保育園や、認可保育園よりも長い時間保育を行う保育園などは認可外保育園に含まれます。

認可外保育園の場合、保育料は園に直接支払われます。

認可外保育園のメリット

認可外保育園は、保育園によって施設や遊具、広さなども様々です。

保育方針も保育園によって自由に設定されているので、認可保育園と比較すると幅広い教育やレクリエーション、習い事などを取り入れているところも多いです。

また、保育時間を長く設定しているところもあるため、保護者の幅広いニーズに対応することができます。

認可保育園の審査で第一希望の保育園に落ちてしまった保護者が、通いにくい認可保育園に行くなら、近くの認可外保育園に入園を希望するというケースもあります。

保育士目線で見る認可保育園と認可外保育園の違い

保育士が職場となる保育園を決める時に、その保育園が認可なのか認可外なのかは把握しておきましょう。

その理由は、働き方に大きく関わってくるからです。

仕事内容の違い

仕事内容の違い

認可外保育園ではいわゆる一般的な保育士の仕事とは少し違ったことを行う場合があります。

例えば、英語の学習やリトミック、ダンスなどのプログラムを取り入れている認可外保育園もあり、幅広い仕事を経験することができますし、保育士さんが自分の得意分野を発揮することにもつながります。

特に認可外保育園で働く場合には保育園のカリキュラムなども確認して、自分の働き方をイメージしておくことが大切です。

保育方針の違い

保育方針の違い

保育士の働き方の指針になる保育方針ですが、認可外保育園では認可保育園と比較すると自由に保育方針を設定しているところがあります。

子どもたちの成長をどのようにサポートするのか、自分はどのような目的で仕事をするのかが決まります。

どんな保育士になりたいのか、どんな働き方がしたいのかという理想がある人は、保育方針の違いに注意をしましょう。

待遇の違い

待遇の違い

保育士の給与面に関しては、国や自治体の縛りがある認可保育園よりも、保育料を個別に設定できる認可外保育園の方が高い傾向があります。

ただし、認可外保育園では保育士の配置基準を満たしていない場合もあるため、保育士の働き方で課題になっている長時間労働などが発生する可能性もあります。

その点、配置基準が守られ人員不足が起こりにくい認可保育園は労働時間の面の不安は解消される可能性が高いです。

自分に合った働き方ができる保育園を探そう

認可保育園と認可外保育園では、保護者目線での保育園の選び方だけでなく保育士の働き方にも違いがあります。

働く保育園を選ぶときには、認可保育園・認可外保育園のどちらであるかだけでなく、子どもの安全をしっかり守れる園か、自分に合った働き方ができる園かを確認しましょう。