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保育士の一番重要な仕事といえば、子どもたちの安全を確保し、危険から守ることです。
しかし実際の保育現場では、様々なヒヤリハットが起こります。
ヒヤリハットはその名の通り「ヒヤリ」や「ハッとする」ような事で、実際には何も起こらなかったものの、重大な事故や災害の一歩手前です。
今回は、保育園で起こり得る様々なヒヤリハットをまとめしたので、頭に入れて子どもたちの安全を守りましょう。
保育士さんが気をつけたい保育園で起こるヒヤリハットまとめ!
保育園には様々なヒヤリハットが潜んでいます。
ヒヤリハットは室内、屋外でそれぞれ起こる可能性があり、知っておくことで防止策をとることができます。
どんな場面で起こるのか、どんな風に防ぐのかを知っておきましょう。
室内での遊び中
子どもたちが遊んでいるときにはたくさんのヒヤリハットがあるので目を離してしまうのはNGです。
例えば、おもちゃやペンのフタの誤飲、園児の転倒や衝突などは、遊びの最中に起こります。
また、園児の服装によっては、フードや紐で首がしまる、手足が絡まるなどのヒヤリハットもあります。
屋外での遊び中
屋外には石や砂利、コンクリートなど屋内よりも多くの危険が潜んでいます。
転倒や衝突はもちろん、遊具からの落下や指詰めなどにも注意が必要です。
また、お天気の良い日や夏場には、熱中症もヒヤリハットの一つです。
「しんどい」ということがわからない、伝えられないという子どもも居るため、注意して見てあげましょう。
お昼寝中
多くの保育園でお昼寝を導入していますが、お昼寝を保育士さんの休憩時間と思って気を抜いてはいけません。
寝返りをしたときに窒息をする、無呼吸症候群になっているという可能性があります。
また、室温が適切でない場合には脱水症状が起こることもあります。
月齢の小さい子ほど、保護者も気づいていない症状が出たり、思いも寄らないヒヤリハットが起こるので注意しましょう。
食事中
保育園での食事で最も注意しなければいけないのがアレルギーです。
アレルギーがある食材が食事に含まれないよう徹底することが大切です。
保護者も気づいていないアレルギーが保育園で見つかる場合があるので、子どもの様子が少しでもおかしい場合はすぐに対処できるよう見ておきましょう。
また、喉を詰まらせてしまうこともヒヤリハットの一つです。
その子のペースで食べられているか、水分もとれているかを確認しましょう。
トイレ中
トイレは足が滑りやすく、転倒が起こりやすい場所です。
また、掃除用の洗剤や石鹸などの誤飲にも注意しましょう。
トイレが個室になっている保育園の場合は、子どもが一人になることがないよう保育をすることが大切です。
水遊び中
プールなどの水遊びが大好きという子どもも多いですが、危険がいっぱいです。
プールサイドでの転倒や衝突、プールで溺れてしまうなどのヒヤリハットがあるので注意しましょう。
子どもの膝程度の水嵩のプールであっても、子どもたちが沈んでしまうこともあります。
常に全員の顔が見えている状態かを確認しましょう。
お散歩中
保育園の外に出るお散歩は、自動車や自転車、歩行者に注意が必要です。
突然道路に飛び出してしまったり、一人で違う道を進んでしまう子もいます。
車通りや人通りの少ないルートや時間帯を避けてお散歩をすることが大切です。
ヒヤリハットをなくして保育園での事故や怪我を防止するには?
保育園でのヒヤリハットをとにかく未然に防止することが、子どもたちが怪我をしたり事故に巻き込まれることを防ぐことにつながります。
実際の保育現場で働くときには、次のことは確実に実施するように心がけましょう。
年齢ごとの子どもの行動を把握しておく
保育園では0歳〜5歳までの幅広い年齢の子どもを保育します。
0歳や1歳の場合は目に映るものがすべて新しく興味の対象になるため、触ったり口に入れたりしますし、4歳や5歳の場合は自分たちの意思で活発に動き回ります。
子どもたちは年齢によってできることや興味関心が異なるので、自分の担当する子どもの特徴をしっかり理解しておきましょう。
職員の連携を深める
保育園では保育士さんたちの連携によって防ぐことができるヒヤリハットがたくさんあります。
一度起こったヒヤリハットは報告・連絡・相談を欠かさずに行い、再発防止を行いましょう。
保育園によってはマニュアル化されている場合もありますのでしっかり目を通しておきましょう。
設備の点検を行うこと
保育園の施設や設備に問題がないか確認をしましょう。
例えば、おもちゃが壊れかけていると細かいパーツがとれて誤飲の原因になることもあります。
小さなことも、重大な事故が起こる原因になりかねませんので、こまめに点検を行いましょう。
保育園でのヒヤリハットを防止しよう!
子どもたちの安全を守るには、〇〇が起こるかもしれないという意識を持つことが大切です。
ヒヤリハットは結果的に問題が起こらなかっただけで、子どもたちに危険が迫っていることに違いはありません。
未然に防いで、安全な保育園を作りましょう。