保育士になりたいけど、大学や専門学校に通い直すのは難しいし、かといって資格のスクールに通う時間もなかなか取れないという方も多いのではないでしょうか?
家事や仕事と勉強を両立しながら資格取得を目指したいですよね。
実は、保育士試験は独学で資格をとっている人もたくさんいます。
今回は、保育士資格の取得を独学で目指す人のために、合格に近づく勉強方法をご紹介します。
保育士資格を独学でとろう!
一人で保育士資格の勉強をするのは少し不安という人もいらっしゃるかもしれませんが、独学で保育士試験に挑戦している人はたくさんいます。
独学で資格をとった人はどのくらいいる?
こちらは東京都福祉保健局が発表しているデータです。
平成25年4月から平成30年3月までの東京都の保育士登録者にアンケート調査を行ったところ、保育士資格の取得方法は全体の約40%が保育士試験でした。
保育士資格を持っている人のうち、約40%の人は保育士を養成するための学校に通わずに、独学で資格を取得しているという結果です。
特に、30代や40代の女性は保育士試験で資格をとっている傾向があります。
仕事をしながら、家事や子育てと両立しながらという状況でも独学で保育士資格をとっている人がたくさんいます。
独学って実際どんなことをしてる?
では、独学で保育士資格を取得している人はどんな風に勉強をしているのでしょうか?
独学で資格取得を目指す場合、次の方法があります。
- 教材を自分で購入する
- 通信講座を利用する
保育士試験は科目数が多く、勉強する範囲が広いため、独学で資格取得を目指す場合は要点がしっかり押さえられている教材を選ぶことが重要です。
また、通信講座ではテキストや問題集が届くものだけなく、パソコンやスマートフォンで動画などを見ながら勉強できるeラーニングを利用するという手段もあります。
いつでもどこでも資格の勉強ができるので、忙しい中で保育士資格の取得を目指す人におすすめです。
保育士資格をとるための勉強方法とは?
先程もお伝えしましたが、保育士資格は科目数も多く幅広い範囲の学習が必要です。
独学で合格を目指すには勉強方法を少し工夫してみましょう。
ここからは、保育士資格の勉強のコツをご紹介します。
・試験日程を決めよう
まずは、保育士資格の試験日を決めましょう。
保育士資格を取るチャンスは前期試験と後期試験の年に2回です。
試験日を決めることで、資格勉強のスケジュールを組みやすくなりますし、目標の日に向かって学習を進めることができます。
自分がいつまでどれだけの勉強をしなければいけないのかをしっかり意識しましょう。
一発で合格しなくても大丈夫
保育士資格は1度合格した科目は3年間有効です。
この制度を利用して、例えば2回の試験で保育士資格の取得を目指すのも手段のひとつ。
ライフスタイルや人生設計に合わせて、試験日程と学習方法をスケジューリングしてみましょう。
9科目を4つにカテゴリ分けしよう
保育士資格は9つの科目に分かれています。
しかも、9科目とも6割以上の点数をとらなければ合格することができません。
9科目と聞くと数が多くて何から手をつけて良いか迷ってしまいますが、分野の近い科目ごとに4つに分類すると勉強もしやすいですよ。
似た内容の科目を同時期に学習すれば頭の整理もしやすく、効率よく資格の勉強ができるでしょう。
2つで1つの科目がある?
注意したいのが、教育原理と社会的養護は同時に合格する必要があるということです。
片方で6割以上の点数がとれても、もう片方が不合格の場合は、両方の科目が不合格になってしまいます。
片方が不合格だと両方不合格になってしまうので注意!
インプットとアウトプットで効率よく
保育士資格の勉強では、教材で知識を頭に入れるインプットと、過去問や一問一答で問題を解くアウトプットを繰り返すことが大切です。
どちらか一つだけでは学習の成果が出にくいため、両方を行うことで効率よく勉強しましょう。
特に、過去の傾向を読み取ったり実際の試験の練習をしたりという意味合いも込めて、過去問は必ず解いておくことをおすすめします。
独学での保育士資格取得は効率の良い学習がカギ
今回は、独学で保育士資格をとるために知っておきたいことと、おすすめの学習方法をご紹介しました。
独学で合格を目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。